レオについての覚悟

覚悟をしたらもう終わりだと自分でも思う。
でも、私の心の中はほぼ決まっている。

レオの食欲はほぼ無いに等しく、水も取らず週に1度の病院での点滴のみ。獣医は毎日でも来てくれと言うが、延命以外の何ものでも無いと思う。

レオの呼吸はやや苦しそうだが、比較的安定した様子で日々ぐったりと過ごしている。
黄疸が強くなっているので、全体的に顔色の悪い黄色い猫になっている。
「レオ」と呼ぶとこちらを向いて「(ニャア)」と鳴くが、声にはなっていない。
腿の筋肉もすっかり落ち、薄っぺらになってしまった。

レオの最期を見届けることが使命と思う。
可能な限り自然で、可能な限り快適な状態をレオにあげたい。